世界の片隅でひっそりと呟く

アラフィフのサラリーマンです

元在日代表の議員は何故いないのか

この疑問。700人も国会議員いるのに、元在日の利益を代表する議員が1人もいないのは何故なのか不思議に思ってました。少数派だけに衆議院小選挙区では勝ち目がないのは目に見えてますが、中選挙区比例代表なら1人ぐらいは当選できるのではないかと。そこでちょっと人口と票数を調べてみたところ、民団のホムペによると帰化した在日の累計が36万人。当選ラインは、選挙区は最も在日の比率が高い大阪が元在日の比率も高いんじゃないかと予想して前回の参議院大阪選挙区が太田房江議員の55万票、比例代表はN国の98万票。全然無理でした。しかし国会は無理でも大阪府議会や大阪市議会なら中選挙区なので行けるのではないか? ということで、一番可能性ありそうだと思ったのが大阪市議会の生野区有権者数87,000人に対して当選ライン7,360票です。これでも厳しそうですかね。しかし当選には届かなかったとしても、元在日代表が1人も立候補すらしてないし、元在日を代表する政党もない。奈良時代ぐらいまで先祖を遡っても日本人しかいなそうな私が言うのは余計なお世話なんですが、元在日のみなさん的にはこれで良いのでしょうか?

 

前置きが長くなりましたが、もう少し前置きと言うか前知識の説明が続きます。『韓国大嫌いだったけど今や嫌いを通り越してむしろ好き』という進撃の巨人のザックレー総統のような境地に達している人には分かり切ったことでしょうから斜め読みしていただいて、『今はまだ嫌い』というレベルの人や『そもそも韓国にはあんまり興味なかった』という人はちょっとだけ勉強して行ってください。

まず【在日】とは何ぞや?という話。学者系の人なら文字通りの意味なのでしょうが、世間一般では『在日韓国・朝鮮人』を指します。しかし最近(と言うか韓国と国交樹立してから)引っ越して来た韓国人は在日とは呼ばれません。そういう人は【韓国人】です。戦前戦中や戦後すぐの混乱期に引っ越して来た人とその子孫だけが在日と呼ばれます。また、戦前から日本人に住んでいた台湾人なども同じ境遇ですが、こちらは【在日】とは呼ばれません。

次に在日にも【韓国籍】の人と【朝鮮籍】の人がいるという話。日本は1945年にポツダム宣言を受諾して降伏したわけですが、その中に日本は日清戦争の前から日本だった場所以外の領土は放棄する、という条件がありまして、朝鮮半島は日本ではなくなりました。戦前までは朝鮮出身者も日本国籍があったわけですが、これとは別に朝鮮戸籍というものを作ってありまして、それに載ってる人は朝鮮系日本人という扱いでした。敗戦後にこの人達の国籍がどうなったかと言うと、とりあえずは日本国籍のままで、1952年にサンフランシスコ平和条約で正式に日本国籍を失います。この時点で日本に住んでいた人は、大部分が【朝鮮籍】になりました。大部分と書いたのは、1948年に韓国と北朝鮮が独立し、それから1952年までの間は希望すれば韓国の国籍を得ることができたからです。それからも同様で、韓国人になりたい人は韓国籍に、なりたいと思わない人は朝鮮籍のままで現在に至ってます。つまり韓国籍は国籍ですが、朝鮮籍というのは国籍とは少し違うわけです。1960年代ぐらいまでは北朝鮮の方がイメージ良かったため、韓国籍を希望する人は少なかったんですが、段々と北朝鮮のイメージが悪くなったこと、海外旅行に行くのに韓国籍だとビザ免除が受けられる国が多くなったこと、朝鮮籍のままだと北朝鮮支持者だと誤解されやすいこと、などの理由により韓国籍に変わる人が増え、現在は韓国籍の方が圧倒的に多くなっています。この【在日】が他の外国人と違うのは、日本政府から特別永住権というものを付与されていて本人が希望しない限り日本の永住権を失うことはない(反政府ゲリラみたいなことやらない限りはまず大丈夫)、ということです。

韓国籍でも朝鮮籍でも帰化申請して審査に通れば日本国籍になります。この帰化した人、及びその子孫が今回のお話で言うところの【元在日】です。

ついでにせっかくなので我々のような【先祖代々日本人】をゴールデンカムイが広く知らしめたことに敬意を評して【和人】と呼びます。

 

ここからようやく本題です。

日本は日本人のものですが、和人だけのものではありません。和人の文化、アイヌ人の文化、琉球人の文化、その全てが日本を形作っています。当然、在日の文化もしっかりと根を下ろしています。北海道にはアイヌ資料館があって、アイヌ文化が消えないように保存しています。沖縄の音楽などは逆に和人に浸透しているので保存するまでもありませんが、遺跡や伝統芸能のような放置しておくと消滅する恐れがあるものは税金で保護しています。和人の中でも同じです。東北地方と関東地方は文化が違いますし、東京と大阪も違いますが、やはりそれぞれ消えそうなものは保護しています。在日にはそういうものはないのでしょうか?

こんなことを考えたきっかけは焼肉です。なんとなく韓国料理だと思い込んでいたんですが、実は韓国の料理を元にして在日が作った料理だと知りました。肉は高いから買えないけど日本人が食べない内臓は安く手に入ったから、貧しい在日が韓国の味付けで安くて栄養化の高い料理としてホルモン焼きを作り、更にたまにはご馳走として同じ味付けで肉を焼いて食べたのが焼肉の始まりだそうです。どこまで本当か分かりませんが、確かに伝統的な韓国料理には日本で言うところの焼肉は無いようです。

私は韓国の文化を保存しろと言っているわけではありません。在日の文化のルーツは朝鮮半島ですが、在日は在日として日本で生み出した文化があるはずです。私は焼肉しか知りませんけど。そういうものなら保存する価値があるのではないか、であれば行政に働きかけるためにも元在日の代表者を議会に送ろうという機運があっても良いのではないか、という風に思うわけです。

更に言うと、白眞勲議員です。この人の選挙ポスターに書いてあったのが『父の国韓国、母の国日本』です。どう見ても韓国の回し者です。でもこの人も元在日なので、イメージ的には元在日の代表です。こういう人が元在日の代表だと思われてて良いのでしょうか。元在日は日本国民なので、国政に代表を送るなら日本国の国益を守る人じゃないとダメです。韓国の国益に配慮するような人は元在日の代表としてふさわしくありません。

 

在日の代表としてマスコミに出る人は辛淑玉さんとか李信恵さんとか変わった人ばっかですが、私が実際に子供の頃から接して来た人にはああいう人って1人もいません。99%は普通の人です。しかし、なんとなく在日=ソッチ系な人というイメージが出来てしまってます。しかもそのイメージが元在日にまで移ってしまっています。ここらでごく普通の元在日が声を上げ、自分達は普通の人なんだというのを我々和人に知らしめる時が来ているのではないでしょうか。「そんなことわざわざ知らしめなきゃいけないのか」とお思いの方も多いでしょうが、それだけマスコミに出演している在日の影響というのは強いということです。慰安婦の件と「自分達は強制連行された」という主張で情弱な私を騙したことは決して忘れませんからね。